個人ドライバーに貨物保険は必要?

貨物保険とは?

個人ドライバー様にも必要な貨物保険のご説明です
個人ドライバーにも必要な貨物保険の説明です

貨物保険とは、配送貨物が予期せぬ事故で損害を受けた場合に、その損害額を補償してもらえる保険です。

※配送貨物はドライバーの所有物ではないので、受託物(預り品)という扱いになります。

 

貨物保険にもいろいろと種類がありますが、軽貨物ドライバーが加入する貨物保険は『運送業者貨物賠償保険』

になります。(保険会社によって呼び名は様々です)

 

「走行中」・「車上仮置中」・「積み込み・荷降ろし」など業務中に荷物に損害を与えてしまった場合に補償されます。

補償されるのは主に以下の様な事故があった場合です。

破損 盗難 輸送用具(車両)の衝突
水濡れ  火災・爆発  輸送用具の転覆・横転

貨物保険の入り方

貨物保険に関しては、ドライバー個人が加入する個別方式とドライバーが所属する会社が加入する

包括方式があります。

包括方式の場合は、ドライバー個人が加入しなくても業務中の荷物の損害に対して補償されます。 

貨物保険を扱っている主な保険会社一覧

保険会社 サービス名
三井住友海上 運賠安心デリバリー 
AIG損保 運送業者貨物賠償責任保険
東京海上日動 運送業者貨物賠償責任保険
損害保険ジャパン 運送業者貨物賠償保険(L-Pack)

保険会社によって貨物保険のサービス内容は変わってくるので、一概に言えませんが軽貨物ドライバーにおすすめなのは損害保険ジャパンの運送業者貨物賠償保険(L-Pack)です。

損保ジャパンの貨物保険は年間の保険料が比較的安いですし、軽貨物で扱う荷物を補償するには十分な保険内容です。

また、扱う貨物の中身によっては補償されないプランもありますので、上記サービスを取り扱っている保険代理店に

事前に聞いて確認しましょう。

→冷蔵冷凍品や生鮮品だと補償が限定されていたり、動植物の補償がないプランもありますのでご注意下さい。

 

さらに貨物保険を安く加入する方法としては、軽貨物の組合や協会に加入して、そこのオリジナルの貨物保険に加入する方法もあります。 

 

軽貨物の委託会社の貨物保険は安い

貨物保険の入り方は様々あり、保険代理店を通して保険会社に依頼する方法や、まとめて加入している委託会社から入る方法があります。
貨物保険の入り方

ここまでは個人で加入する貨物保険を紹介しましたが、軽貨物の委託会社に所属してその委託会社が加入している貨物保険を利用することで貨物保険の費用を削減する方法もあります。

これは軽貨物委託会社(法人)が保険会社にまとめて加入してくれるので、そこに所属するドライバーは安く貨物保険を利用する事ができる制度です。

委託会社によりますが月額1,000円~5,000円程度で貨物保険を用意しているところがあります。

 

全ての委託会社がこの制度を利用しているわけではないので、委託会社と契約する際に貨物保険の確認を行ってください。 

貨物保険は加入しましょう

一番安いのでいいので貨物保険は必ず加入しましょう。

軽貨物ドライバーの中には貨物保険に加入せずに稼働している方もいらっしゃいますが、万が一のことを考えると貨物保険への加入は必須です。

貨物保険では直接的な荷物の損害だけでなく、誤配による荷物の紛失の負担も対象となっていますのでドライバーにとって身近な保険と言ってもよいでしょう。 

支払い限度額が高額な貨物保険もありますが、軽貨物ドライバーには支払い限度額5千万~1億円まで対応の保険で事足りますので各保険会社の一番安い貨物保険で検討することをおすすめします。


こちらの保険代理店が扱っている「軽貨物運送業の自動車保険」は自動車保険のオプションで貨物賠償保険特約を付けられるだけでなく、より補償が充実した貨物賠償保険も取り扱っていますのでおすすめです。